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小学生からのフォニックス

「フォニックス」を扱う英語教室や英会話学校が増えてきている。親の私達の世代は、その「フォニックス」という言葉を知らずに育った世代(?)なので、どうも、そうした意味のわからない横文字に弱い(笑)のか、最近、父兄の中でも、「フォニックス」という言葉にこだわる方もいらして、よく質問される。

確かに、フォニックスは、知っていればとても有益だ。でも、それを知っているだけで、英語が話せるようになるわけでも、英語の本が読める(意味がわかって)ようになるわけでもない。

アメリカでも、特別に英才教育を行っている幼稚園やPre-Schoolでなければ、フォニックスは、Kinder、もしくは、G1から勉強するのが一般的(?)じゃないかと思う。ということで、一般的には、フォニックスの教材は5~6歳向けということになる。

さて、日本ではどうかというと、最近はいろいろなビデオ教材もたくさん出てきているので、私も最新事情というものを知らないのでなんともいえないんだけど、とりあえず、「フォニックスとはなんぞや?」という親の質問に答えてくれるのは、私が知っている中では、松香フォニックス研究所からでている「ビデオでフォニックス」という教材だと思う。全4巻で、1本5千円くらいだったから、4本そろえると2万円くらいなので、あまり安い教材ではないけれど、1本から単品で購入できるので、まず1本買ってみるということで、気に入れば、もう1本と追加して購入していくこともできる。

「ビデオでフォニックス」はどんな教材かというと、日本の小学生に英語の音のルールを歌で覚えてもらおうというコンセプトで作られたビデオだ。まず、第1巻は、基本26音のフォニックスアルファベットが覚えられる歌と解説が中心で、とりあえず、この基本26音のフォニックスアルファベットは大切なので、是非覚えて欲しい。

その他では、「チャスピー」というセット教材にも、フォニックスがそれぞれのお話の中にでてきている。これは、かなりの優れものだが、なにしろ、セットで○十万円もする教材なので、そのためだけに購入するのは勿体ない。もちろん、英語のお話を楽しみたいということで購入されるのであればいいが、お話だけであれば、松香からでている「まんが世界昔話」でも十分かもしれない。こちらも、1巻からバラで購入可能で、1本数千円だったと思う。

ということで、「チャスピー」のような○十万円の高額な教材に手が出ないという場合は、松香のこうした教材は、お勧めだ。

あと、松香からは、小学生向けに「Let’s Study Phonics」というワークブックも出ているし、フォニックスカードもたくさん出ている。カードやワークで一緒に進めていくこともできると、より効果的だ。もともと、松香先生は、英語は、5歳からという考え(5歳までは日本語をちゃんと教えなさいというお考えです)なので、小学生向けの教材が充実している。ということで、今日はなんだか、松香教材の宣伝のようになってしまったけど、「日本の小学生向けの教材」という点では、すぐれものだと思う。

ただ、「ビデオでフォニックス」に関しては、日本人にルールを知ってもらうという点に焦点を絞っているので、音としては、多少、日本人が聞き取りやすい音になっているという感じがする。その意味では、「Sound Letters」というアメリカのビデオの方が、それぞれの音を忠実に再現しているという印象を受ける。

あと、幼児向けとしては、私が知っているものでは、前述の「チャスピー」や七田の「フォニックスドリル」がお勧め。あとは、Goldenから出ている、Phonics1もフォニックスがわかってきた子供には楽しいワークブックだと思う。

もちろん、フォニックスだけでは駄目だけど、英語の素地が身についてきた子供には、とりあえず、ひととおり、フォニックスを教えておきたいものだ。

以上、個人的な感想ですので、勘違い等含まれているかもしれません。間違いがありましたら、お許しください。また、こんないいものが他にもあるよという方がいらっしゃいましたら是非教えてくださいませ~。



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